MedeA > 2.19リリースノート

リリースノート

一覧へ戻る

MedeA 2.19 リリースノート 2016年4月

MedeA2.19では、新モジュールとして、MedeA-MorphologyおよびMedeA-HighThroughputがリリースされました。MedeA-HighThroughputはスクリーニング計算等で大量の計算を処理するうえで便利なツールです。また、VASPがバージョン5.4.1に対応した他、VASPsolを組み込むことで溶媒効果を考慮した計算が可能になりました。

新ツール

MedeA-Morphology
MedeA-Morphology は、結晶のモルフォロジー(マクロな形態)を予測するツールです。バルク結晶からBFDH(Bravais-Friedel-Donnay-Harker)則に基づいたモルフォロジーを予測できます。予測したモルフォロジーはVASP 等の計算のモデリングに利用できます。
MedeA-HighThroughput
MedeA-HighThroughputは、大量の計算を効率良く処理するための高性能計算処理ツールです。Flowchart機能を活用して複数の構造モデルを一括して処理することできます。

追加機能・機能改善

MedeA-VASP
・VASP のバージョン5.4.1 に対応しました。VASP 5.4では、ポテンシャルファイルが大幅に更新されています。更新されたポテンシャルの多くはGW計算用に特化したものです。
・非明示的溶媒和モデル(VASPsol)によって、溶媒効果を考慮した計算が可能になりました。表面モデルを扱う場合等に、真空層を溶媒層として考慮する際に利用することができます。
MedeA-Forcefield Optimizer
・Tersoffポテンシャルに対応しました。
MedeA-Gaussian
・フローチャートの任意のステージに対して分子軌道、電荷密度の表示ができるようになりました。
MedeA-Forcefield
・ClayFFの原子タイプを取り扱えるようになりました。
MedeA-GIBBS
・version 9.5.6がリリースされました。
・並列化効率が向上しました。