CBIS

(研究情報共有システム) 

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title:{概要}

概要

Chemical and Biological Information System ™ (CBIS) は、研究に関わるさまざまなデータを統合的に管理するウェブアプリケーションです。ご要望にマッチした研究データ管理ステムを、パッケージ ソフトウェアの導入よりも柔軟に、スクラッチ開発よりも短期間・低コストで実現します。

CBISの導入メリット

  • さまざまな種類のデータを扱いやすく分類し、相互に関連付けて統合的に管理できます。
    • 関連データを参照するために複数のシステムやファイルサーバーを探し回る必要はありません。
    • データ間で一貫したアクセス制御を、所属や役職などに基づいて設定できます。
  • 要望に合わせた研究データ管理システムを、パッケージソフトウェアよりも柔軟に、スクラッチ開発よりも短期間・低費用で導入できます。
    • 従来のデータ管理ポリシーを継承し、慣れた手順や表示を生かせます。
    • 所属や役職などに応じた操作メニューなどの設定により、快適な操作環境を実現できます。
  • 汎用性の高いMicrosoft Office製品のファイルをデータの入出力に利用して、簡単にデータ登録と書き出しが行えます。
    • 独自書式のExcelファイルやWordファイルの帳票による入出力にも対応できます。
CBIS_scheme

パンフレット

pdf

CBISパンフレット(PDF、3.8 MB)

ChemInnovation Software社ウェブサイト

CBISの開発元であるChemInnovation Software社 ウェブサイトもあわせてご覧ください。

CBIS_logoname

title:{特長}

特長

管理対象のデータ

  • 研究サンプル・資材
    • 化合物や試薬及びその在庫
    • 細胞株とその在庫
    • プレート
  • 実験データ
    • アッセイデータ
    • HTSデータ
    • 電子実験ノート
  • 文書・電子ファイル
    • 電子ファイル
      (文献、写真、分析機器類の出力ファイルなど)
    • 報告書
  • プロジェクト管理

その他のデータの管理機能も、ご要望に応じて開発します。

セミオーダーメイド型開発によるカスタマイズ

テキストを入力してくだCBISは管理対象のデータの種類ごとにモジュール化されています。ニーズに応じてモジュールを選択し、データ項目の追加、ページレイアウトの変更、アクセス制御や承認フローなどのユーザー独自の機能の追加などのカスタマイズを行って、お客様向けのシステムとして完成させます。 主要な研究データ用のモジュールには基本的な機能が盛り込まれた開発テンプレートが用意されているため、短期間での導入が可能です。また、新たなモジュールを開発する場合も、多彩な既存パーツを組み合わせることで、開発期間を短縮します。 セミオーダーメイド型の開発により、ご要望への柔軟な対応を実現します。

セキュリティ機能

CBISへのアクセスの際にはユーザー認証が行われます。CBIS内部で管理するユーザー名/パスワードでの認証のほかに、Active Directoryによる認証にも対応します。
また、詳細にアクセスを制御することが可能です。ユーザーの属性(所属組織・所属プロジェクト・ユーザー権限 など)と、データに設定された公開範囲(モジュールごと・ページごと・項目ごと など)の組み合わせで、操作権限(閲覧・登録・編集・削除・承認など)を柔軟に設定できます。社内秘データや、利用制限のある在庫品などで、社内規定に適合する取り扱いに対応します。

メンテナンス

ユーザーや組織の登録、アクセス制御の設定、定期実行処理のスケジュール設定などの管理作業には、それぞれ専用のページが用意されています。また、データの構成に変更があっても、データベースの定義への反映をウェブインターフェースから実行できます。各種管理ページにより、データ管理者の作業負担を軽減します。

title:{導入例}

導入例

規模別

CBISはアクセスするユーザー数、管理するデータの種類に応じて、最適な構成でご導入致します。稼働を開始した後でも、利用するユーザーの数が増加したり、管理するデータの種類を追加する必要が生じるなど、研究データ管理の環境変化に柔軟かつ迅速に対応することができます。例えば、初期導入時には、化合物管理に限定した小規模構成で稼働を開始し、段階的に管理機能を追加することができます。 以下に代表的な導入例を示します。

規模別 1: 研究グループ内の実験データ管理・共有

単独の研究グループ内での実験研究に関わるデータの管理・共有を想定した、比較的小規模なグループでのデータ共有を目的としたケース

  • 利用者数: 20名(合成グループ所属の実験研究者)
  • 管理対象データ: 化合物カタログデータ、試薬在庫リスト、機器分析結果データ
  • 要件
    • 単一グループ内での利用なので、化合物カタログや機器分析データにはアクセス制限を設定せず、自由なアクセスを認める。
    • 毒劇物に該当する化合物の在庫の持ち出しは、申請して管理者の承認を得ることとする。
  • 必要モジュール
    • 化合物モジュール: 化合物カタログデータ、試薬在庫リスト
    • 文書モジュール: 機器分析結果のデータファイル
CBIS規模別事例1図

規模別 2: 研究所内の統括的なデータ管理・共有と進捗管理

研究所全体での統括的なデータ管理・共有、進捗管理を想定したケース

  • 利用者数
    150名(研究所内のすべての研究者)
  • 管理対象データ
    • 化合物カタログデータ
    • 試薬在庫リスト
    • 機器分析結果データ
    • スクリーニング結果
    • 月報
    • プロジェクトの進捗状況
  • 要件
    • 各データ管理モジュール間では、関連情報が互いに紐付けられることで有機的なデータ管理ができる。
    • ユーザーの役職や所属グループに応じて、閲覧や操作に制限を設けることができる。
    • 初期導入時には導入例1のような小規模で稼働を開始し、段階的に本事例のように拡張することができる。
  • 必要モジュール
    • 化合物モジュール: 化合物カタログデータ、試薬在庫リストの管理
    • 文書モジュール: 機器分析結果のデータファイルの管理
    • HTSモジュール: スクリーニング結果の管理
    • 月報モジュール: 月報データおよび提出状況の管理
    • プロジェクト管理モジュール: プロジェクトの進捗状況の管理
CBIS規模別事例2図

用途別

CBIS は利用目的に応じて、最適な構成でご導入いただけます。稼働を開始した後でも、運用方針や法規制が見直されるなどして、機能やデータ項目を追加しなくてはならなくなった場合にも、柔軟かつ迅速に対応することができます。
以下に代表的な導入例を示します。

用途別 1: 文書管理システム

研究に際して作成される種々の文書(ファイル)を管理し、プロジェクトや役職によって承認や閲覧のアクセスを制御するシステム

  • ​​利用者数
    150名(研究所内のすべての研究者)
  • 管理対象データ
    • 文書情報
      • 文書ID: 重複のない識別番号
      • ステータス: “編集中”、“承認待ち”、“承認済み”
      • プロジェクト: メンバーがこの文書を閲覧可能なプロジェクト
      • 分類: “計画書”、“報告書”、“議事録”、“論文”など
      • ファイル本体: PDF形式、Word形式、Excel形式、画像など
      • メタデータ: 登録日、登録者など(自動記録)
  • 登録のフロー
    1. プロジェクトメンバー(登録者)による登録
      プロジェクトメンバーが文書(ファイル)を登録すると、ステータスが“編集中”のエントリーがひとつ生成されます。登録者は必要な情報を追記します。
    2. 登録者による承認依頼
      登録者は、編集を完了したらステータスを“承認待ち”に変更します。プロジェクトリーダーに承認依頼メールが自動的に送信されます。
    3. プロジェクトリーダーによる承認
      リーダーがCBISにアクセスすると、トップページに「タスク一覧」があります。タスク一覧には、承認待ち文書の件数とそれらを表示するためのショートカットが表示されます。
      メンバーによる登録内容を確認して、ステータスを“承認済み”に変更すると、承認者と承認日が自動記録されます。
    4. プロジェクトメンバーによる閲覧
      リーダーによる承認済みの文書は、プロジェクトメンバー全員が閲覧できるように公開されます。
  • 必要モジュール
    • 文書モジュール
      文書モジュールは単独でも利用できますが、化合物・アッセイ・細胞株などの他のモジュールと併用することで、文書と各種データを有機的に関連付けて管理することが可能になります。
  • 利便性を向上させる追加機能
    • 未読一覧
      各ユーザーのトップページに、未読や最新の文書をピックアップして表示できます。必要な文書を見落としなくタイムリーに閲覧ができます。
      文書のファイルをダウンロードした時点で既読扱いになります。このとき、誰が、いつ、どのファイルをダウンロードしたのかという閲覧履歴が、システムに記録されます。
    • 絞り込み
      プロジェクトや文書の種類によって表示を絞り込むことができます。
  • 全文検索
    PDF形式、Word形式、Excel形式などのテキスト文書のファイルは、ファイル内のテキストを対象に全文検索が可能です。
  • 画像のサムネイル表示
    画像ファイル(グラフや写真など)のサムネイルを並べて一覧表示できます。
CBIS用途別事例1図

title:{動作環境}

動作環境

サーバー環境

  • OS
    • Microsoft Windows Server
    • Internet Information Services (IIS)
    • ASP.NET
    ※ 詳細はお問い合わせください。
  • データベース システム
    • Microsoft SQL Server
    ※ Oracle DatabaseやODBC互換データベースシステムの利用を希望の場合はご相談ください。

クライアント環境

  • ウェブ ブラウザー
    Windows、mac、Linux等のOS上で動作する各種ブラウザーで利用可能です。
    • Microsoft Edge
    • Google Chrome
    • Firefox
    • Safari

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