MOE FAQ: Windows ファイアウォールの設定方法

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FAQ 1-2-1 Windows ファイアウォールの設定方法

Windows ファイアウォールとは、ウイルスによる攻撃や不正なアクセスからコンピュータを保護する機能です。この機能により、MOEのライセンス管理システム等、一部の機能が使用制限されます。MOEを使用するためには、この使用制限を解除する必要があります。下記の方法に従ってご対応ください。

確認された不具合とその対象マシン


【現象I】
MOEまたはMOE/batchが起動しない(”Can’t check out license ‘moe 20XX.XX’ (-96)”と表示される)
Windowsインストールマシン MOEライセンスサーバ
影響範囲 全クライアントマシン(MOEライセンスサーバのみ起動可能)
【現象II】 MOEまたはMOE/smpが起動しない
Windowsインストールマシン MOEまたはMOE/smpを構成する一部または全てのマシン
影響範囲 MOE/smpを構成する全マシン
【現象III】 MOE/webサーバにアクセスできない
Windowsインストールマシン MOE/webサーバ
影響範囲 MOE/webにアクセスする全クライアントマシン

現象I. MOEまたはMOE/batchが起動しない “Can’t check out license ‘moe 20XX.XX’ (-96)”

MOEのライセンス認証がWindowsファイアウォールの影響を受けずに行えるように設定を行う必要があります。
次の2通りの方法からどちらか一方を行ってください。

  • WindowsファイアウォールでMOE関連のプログラムの例外設定を行う。
  • Windowsファイアウォールを無効にする。(Windowsファイアウォールを無効にすると、ウイルスによる攻撃や不正アクセスからコンピュータを保護する機能が利用できなくなります。)

[ WindowsファイアウォールでMOE関連のプログラムの例外設定を行う]

【対象マシン: MOEライセンスサーバ】 (Windows 7の手順例)
1. スタート>コントロールパネル>システムとセキュリティ>WindowsファイアウォールからWindowsファイアウォールを起動する。
2. 「Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する」をクリックする。
3. 「設定の変更」をクリックする。
4. 「別のプログラムの許可」から「参照(B)」をクリックしてC:¥ccg¥moe¥lm¥binフォルダの下の「chemcompd」、「lmgrd」、「moe」、「moebatch」を選択して「OK」ボタンを押す。
5. 「許可されたプログラムおよび機能」内の名前の中に「chemcompd」、「lmgrd」、「moe」、「moebatch」にチェックが入っているか確認し、パネルの 「OK」ボタンを押す。
6. スタート>コントロールパネル>システムとセキュリティ>管理ツール>サービスより「サービス」パネルを開き、「サービス」パネルの中で「FLEXlm License Manager」をクリックして選択した後、「サービスの開始」を クリックする(既に開始されている場合は操作をする必要はありません)。
7. サーバ側とクライアント側のMOEアイコンをそれぞれダブルクリックして、それぞれMOEの起動を確認する。

[ Windowsファイアウォールを無効にする ]

【対象マシン: MOEライセンスサーバ】
1. スタート>コントロールパネル>システムとセキュリティ> WindowsファイアウォールからWindowsファイアウォールを起動する。
2. 「Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する」をクリックし、Windowsファイアウォールを無効にする(推奨されません)を選択する。
3. MOEが利用できることを確認する。

現象II. MOEまたはMOE/smpが起動しない

MOE間の通信がWindowsファイアウォールの影響を受けずに行えるように設定を行う必要があります。
次の2通りの方法からどちらか一方を行ってください。

  • WindowsファイアウォールでMOE関連のプログラムの例外設定を行う。
  • Windowsファイアウォールを無効にする。(Windowsファイアウォールを無効にすると、ウイルスによる攻撃や不正アクセスからコンピュータを保護する機能が利用できなくなります。)

【WindowsファイアウォールでMOE関連のプログラムの例外設定を行う】

[ 対象マシン: MOE/smpを構成する一部または全てのマシン ]
1. スタート>コントロールパネル>システムとセキュリティ>WindowsファイアウォールからWindowsファイアウォールを起動する。
2. 「設定の変更」をクリックする。
3. 「別のプログラムの許可」から「参照(B)」をクリックしてC:¥ccg¥moe¥lm¥binフォルダの下の「chemcompd」、「lmgrd」、「rexecd」、「moe」、「moebatch」を選択して「OK」ボタンを押す。
5. 「許可されたプログラムおよび機能」内の名前の中に選択した「chemcompd」、「lmgrd」、「rexecd」、「moe」、「moebatch」にチェックが入っているか確認し、「Windowsファイアウォール」パネルの「OK」ボタンを押す。
6. スタート>コントロールパネル>システムとセキュリティ>管理ツール>サービスより「サービス」パネルを開き、「サービス」パネルの中で「Rexecd」をクリックして選択した後、「サービスの開始」をクリックする(既に開始されている場合は操作をする必要はありません)。
7. MOEまたはMOE/smpのアイコンをダブルクリックして起動を確認する。

[ Windowsファイアウォールを無効にする ]

【対象マシン: MOEライセンスサーバ】
1. スタート>コントロールパネル>システムとセキュリティ> WindowsファイアウォールからWindowsファイアウォールを起動する。
2. 「Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する」をクリックし、Windowsファイアウォールを無効にする(推奨されません)を選択する。
3. MOE/smpが利用できることを確認する。

現象III. MOE/webサーバにアクセスできない

次の方法を行ってください。

  • Windowsファイアウォールを無効にする。(Windowsファイアウォールを無効にすると、ウイルスによる攻撃や不正アクセスからコンピュータを保護する機能が利用できなくなります。)

[ Windowsファイアウォールを無効にする ]

【対象マシン: MOE/webサーバ】
1. スタート>コントロールパネル>セキュリティセンター> WindowsファイアウォールからWindowsファイアウォールを起動する。
2. 全般タブ上で、「無効(推奨されません)(F)」を選択して、Windows ファイアウォールのパネルの「OK」ボタンを押す。
3. クライアントからMOE/webを利用できることを確認する。