MOE-3Dグラフィックス
tab:{
title:{概要}
MOE には高度なグラフィック機能が備わってます。 MOE/GUIにおいて分子の3次元表示と分子表面のレンダリング、プロパティマップとグリッドの表示ができます。 さらに立体構造に対する照明効果、背景の変更、視覚効果の調整、論文や学会発表に活用できる品質の画像ファイルを作成することができます。 その他、3D プリンターやその他の埋め込み 3D ファイル形式へのエクスポートも可能です。
また、MD計算の解析結果を動画として表示、保存することも可能です。

title:{立体視、3Dプリンターへの対応}
MOEのグラフィックモードは 以下 の 立体視環境 をサポートしており、これらを使用することで容易に分子構造を立体的に観察することができます。
-
- アナグリフ
- ハードウェアステレオ
- 円偏光メガネを利用した液晶立体ディスプレイ
アナグリフステレオによる立体視は、緑-マゼンタあるいは赤-シアンの安価なアナグリフ用ペーパーメガネであれば、 一般的なモニターやプロジェクターで立体視が可能なアナグリフ図を作成可能です。 ハードウェア立体視は次の環境で可能です。
- インターレース:Zalman、 SeeReal 2D/3D モニター
- アクティブシャッター:NVidia 3DVision Pro/2 Kit または StereoGraphics シャッター グラスを利用
- zSpace:zSpaceのディスプレイと 3D メガネを利用

3Dプリンター出力、パワーポイントファイルへの埋め込み
3D プリンターの入力としてよく使用されるSTL 3D プリンター ファイルに対応しています。 また、VRML 97 3D プリンター ファイルにも対応していますので、 3D プリンターの一般的な入力ファイル形式としての利用のほか、サードパーティのプラグインを使用して Microsoft PowerPoint® スライドに埋め込むこともでき、スライド上のマウス操作で分子を動かすことができます。

title:{多様なレンダリング機能}
リアルタイムレイトレーシングによる高品質グラフィックス
グラフィックス カードで直接実行されるレイトレーシングアルゴリズムを使用して原子球と結合シリンダーをレンダリングすることで、高い品質の描画を実現します。 OpenGL 拡張機能である OpenGL シェーディング言語 (GLSL) を使用して実装されて、分子オブジェクトに対してすべてのピクセルで照明計算が行われます。
MOE は、グラフィックス カードの機能を自動的にチェックし、最適なグラフィックス モードを選択します。MOE のデフォルトのグラフィック モードはリアルタイム レイ トレーシングです。ドライバーでGLSL がサポートされていない場合は、拡張機能のない従来の OpenGL レンダリングが使用されます。クラシック モードでは、特別なグラフィック カードは必要ありません。

title:{研究発表資料での活用}
MOEの分子表示、解析結果の表示をそのまま研究発表資料に活用することが可能です。
MOEの画面では、原子に注釈文(日本語フォントも利用可能)をつけたり相互作用の表示を行うことができます。Ligand Interactions機能は受容体とリガンドの相互作用を平面図で表示しますが、多くの研究発表資料でご利用いただいております。
