Molpro

概要

効率的な電子相関の取り扱い

caffeineMolproは、Werner教授(ドイツStuttgart大学)とKnowles教授(イギリスCardiff大学)を中心に開発された非経験的分子軌道計算ソフトウェアで、電子相関の精確かつ効率的な取り扱いに特長があります。Molproは、配置間相互作用法、クラスター展開法、多配置SCF法、多配置参照摂動法など電子相関の取り扱いに関する様々な計算機能を搭載しています。通常これらの方法は、分子サイズに対する計算コストが急激に増大するため小さな分子にのみ適用されてきましたが、Molproではintegral direct local electron correlation methods1)を採用し、より大きな分子を取り扱うことができます。

 

1) M. Schutz, Mol. Phys., 96, 719 (1999).

高精度な励起状態計算

コニカルインターセクション多配置波動関数を用いた計算手法に強みを持つMolproは、励起状態の取り扱いに優れたソフトウェアであるといえます。精確な励起状態波動関数を計算できますので、励起エネルギーの見積もりや状態間の円錐交差(コニカルインターセクション)の探索など、励起状態の研究に適しています。

パンフレット

Molproホームページ

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