Lhasa社の毒性・安全性評価ツールと毒性試験データベース
Lhasa 社の提供する化学物質・医薬品の安全性評価を支援するソフトウェアは、創薬・化粧品開発・製剤・不純物管理など多様な領域におけるインシリコ予測・データ管理・規制対応を専門としています。
医薬品原体・不純物・代謝物をはじめとした化合物の変異原性、皮膚感作性、 発がん性の評価など幅広い用途に対応しており、「知識ベースによるルール型予測」「統計モデルによるデータ駆動型予測」「高品質毒性データベース」という三本柱で構成され、ICH M7、ICH S1B(R1)、CPCA(発がん性強度カテゴリー)、およびOECDなどの最新ガイドラインに準拠したリスク評価を可能にします。
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title:{製品}
開発元について
開発元である英国Lhasa 社は、化学物質・ 医薬品の安全性評価を支援するソフトウェアを開発している非営利機関です。
Lhasa 社ウェブサイトもあわせてご覧ください。
title:{国際ガイドライン対応}
ICH M7やICH S1B(R1)、CPCA 、OECDなどの国際的な安全性評価ガイドラインおよび評価枠組みに対応します。
ICH M7対応
ICH M7(潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中 DNA 反応性(変異原性)不純物の評価及び管理)は医薬品中の変異原性不純物の評価、管理に関するガイドラインです。
in Silico変異原性評価、遺伝毒性不純物評価
ICH M7ガイドラインにおける評価において、発がん性試験及びAmes試験の情報がない場合、互いに相補的な2種類の(Q)SAR(知識ベース、統計ベース)による変異原性予測を用いることが推奨されています。 Derek Nexusの専門家による知識ベース予測とSarah Nexusの統計ベース予測を組み合わせることで、ICH M7の完全な分類が可能になります。
ニトロソアミン不純物リスク評価
ICH M7ガイドラインは、発がんリスクが無視できると予想される変異原性不純物のレベルを設定する際に、安全性と品質リスク管理の両方を考慮することを強調しています。ニトロソアミン不純物の存在とリスクのモニタリングを支援するために、Mirabilis、Zeneth、Derek Nexus、Sarah Nexus、Vitic、およびLhasa発がん性データベース(LCDB)を提供しています。
代謝物の同定と分析
化合物の代謝物の同定と分析により、医薬品スクリーニングプロセスの早期段階で毒性代謝物の管理が可能になります。
ICH M7では、毒性学的懸念の閾値と1日投与量に基づき、原薬中の不純物のより低濃度での報告と管理を強化することが求められています。代謝物が原薬の不純物として同定された場合、代謝物の潜在的な毒性を評価するために、さらなる分析が必要となります。
Meteor Nexusは、Derek Nexusと併用することで、代謝物に関連する毒性を予測することができます。
不純物および分解物の制御
Mirabilisは、合成プロセスによる不純物除去のための反応性、溶解性、揮発性パージ係数の推定値を生成することで、ICH M7管理オプション4の要件を満たすか否かを判断するのに役立ちます。これにより、Mirabilisは最終医薬品に存在する可能性が低い不純物を測定するための、費用と時間のかかる分析方法を設定する必要性を軽減できます。
ICH M7では、最終医薬品に存在する可能性のある分解生成物の変異原性を評価する必要があります。Zenethは分解経路に関する包括的な知識を有しており、実験的に観察された分解生成物の構造解明をサポートします。また、Zenethは反応条件を考慮し、ICHガイドラインに従って試験する必要がある条件(熱分解、加水分解、酸化、光分解)を再現した予測を行います。
ICH S1B(R1)対応
ICH S1B(R1)(医薬品のがん原性試験に関するガイドラインの補遺)は医薬品の発がん性評価に関する国際的な指針で、特に「証拠の重み付け(Weight of Evidence: WoE)」アプローチを導入し、ラットでの2年間発がん性試験の実施要否を、より科学的・合理的に判断するための補遺です。
発がん性評価
Kaptisは、WoEアプローチに対処するために使用することができ、ICH S1B(R1)に記載されている、がんを引き起こす可能性のある様々なメカニズムを説明する6つの要因を考慮することも含まれます。また、Kaptis 内の有害性発現経路 (AOP) を使用し、既存の知識と独自のアッセイ データを統合することが出来ます。試験と評価に関する統合的アプローチ(Integrated approach to testing and assessment: IATA) は、開発初期段階においてリード化合物の毒性学的懸念を理解するのに役立ちます。
CPCA評価対応
CPCA(Carcinogenic Potency Categorization Approach for N-nitrosamines)はニトロソアミン類の発がん性の強度を分類する新たなアプローチです。
毒性リスクのカテゴリーの分類
Derek Nexusは、N-ニトロソアミンについて、CPCAに従い構造要素から発がん性ポテンシーを5段階のカテゴリーに分類し、各カテゴリーに対応するAcceptable Intake(AI; 許容摂取量)リミットの設定根拠を提示します。これにより、EMA・FDA等の規制当局が求める科学的かつ透明性の高いリスク評価を効率的に実施できます。
OECD No.497対応
OECD No.497(皮膚感作性試験のDefined Approachに関するガイドライン)は、in silico・in chemico・in vitroデータを特定の組み合わせと定義されたデータ解釈手順で統合し、化学物質の皮膚感作性ハザード(感作性物質か否か)やUN GHS区分による強度分類を評価する体系的手法を規定する国際指針です。
皮膚感作性評価
Derek Nexusライセンス保有者向けに提供される「皮膚感作性定義アプローチ ITSv1」ツールは、OECD No.497に準拠したWebアプリケーションです。 このツールは、Derek Nexusによるin silico皮膚感作性予測と、h-CLAT・DPRAのin vitro/in chemicoデータをガイドライン上の評価ルールとして組み合わせ、固定されたデータ解釈手順(DIP)に基づいてハザードおよびGHS区分の判定を行います。自動化された論理処理により、OECD No.497が定める非動物法による皮膚感作性評価を透明かつ一貫した形で実施できます。
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